電気自動車(EV)の購入を検討している方が最も気になるのは、「実際のところ、旅行などの遠出に使えるのか?」という点ではないでしょうか。
現在、我が家では通勤専用車として軽EV「日産サクラ」を愛用しています。今回は、このサクラで真夏の8月に往復270kmの一泊二日小旅行に挑戦してみました。
結論から言うと、旅行自体は十分に可能でしたが、事前の準備不足により「急速充電の高額なコスト」という痛い目を見る結果となりました。本記事では、実際の電費データと、私が体験した「ビジター充電の罠」について包み隠さず公開します。
まずは結論から!
今回の旅行体験を通じたリアルな満足度を、独自のQoL(生活の質)スコアで以下の通り評価しました。
総合QoL向上指数:2.5 * 無理して電池が小さいサクラで旅行はしなくて良いかな、、、
a. 生活が楽になる度:2.5 * 充電と言うストレスが増える、、
b. お財布への優しさ:2.0 * 充電費用が高い、、、
c. 自己満足度:4.0 * 無理ではない事が分かった自己満足!
d. 家族満足度:3.0 * 話をしても、”ふーん”と言う感じ、、
e. 利用頻度:1.0 * 頻度は少ないので影響が小さい
QoL向上指数:EVサクラでの小旅行編

正直、「なんとか行けた」という私個人の自己満足度は高いものの、コストや充電の手間を考慮すると、手放しでおすすめできる結果ではありませんでした。その詳細な理由を以下のデータで解説します。
結論:電費 7.8km/kWhで、往復270km程度の旅行は可能!
実際の走行結果として、トータル電費は7.8km/kWhでした!
ネット上で見かけるサクラの良好な電費記録と比較すると、少し伸び悩んだ印象です。日産サクラのバッテリー容量(20kWh)から逆算すると、この電費での限界航続距離は約156kmとなります。
<電費の計測条件>
今回の検証は、快適性を損なわない「現実的な運転」を想定し、以下の条件で実施しました。
車両: 日産サクラ(乗車人数:1人)
外気温: 31~33℃(8月下旬・快晴)
エアコン設定: 24℃(AC:ON)
ドライブモード: STANDARD_Bレンジ(e-Pedal:OFF)
走行割合: 高速道路 74%(90km/h巡行・プロパイロット使用) 一般道 26%(流れのまま)
参考:今回計測したデータたち
1). バッテリー充電率と走行可能距離

2). 累積走行距離とバッテリー充電率

【要注意】ビジター急速充電の「高額請求」という罠
今回の旅行で最大の反省点は、充電カードを持たずに「ビジター扱い」で日産ディーラーの急速充電器を利用したことです。
往復で2回の急速充電(各30分)を行いましたが、その請求額に驚愕しました。
1回目(10.05kWh充電): 2,970円(税込)→ 約296円/kWh
2回目(9.00kWh充電): 2,970円(税込)→ 約330円/kWh
合計コスト:5,940円(税込)
自宅充電の電気代と比較すると、なんと約10倍の単価です。ビジター利用は「1分いくら」の従量制ではなく、1回(最大30分)につき一律2,970円の料金形態だったため、充電速度が落ちる満充電付近も含めて30分フルで充電しないと損をしてしまう仕様でした。
サクラでの旅行を成功させるための教訓
日産サクラで小旅行に行くことは可能ですが、以下の点に注意が必要です。
・ 充電カードの契約を検討する(頻繁に遠出する場合)
・ 目的地(宿泊先)に普通充電設備がある宿を選ぶ
・ バッテリー残量30%〜80%の範囲で、こまめに急速充電を繰り返す
サクラは出足の速さや走行時の安定感など、日常使いや通勤においては間違いなくトップクラスの快適さを誇ります。しかし、充電環境が整っていない長距離移動においては、レンタカーを利用する方が、タイパ(タイムパフォーマンス)やコストの面で賢明かもしれません。
EV購入を検討している方の、リアルな維持費や運用方法の参考になれば幸いです。
参考情報
日産:サクラ [ SAKURA ] 軽自動車 Webカタログ トップ
GoGoEV : EV充電スタンド情報サイト
まとめと雑感
前述しましたが、今回は急速充電を2回しています。
充電する場所は計画的に、GoGoEVのサイトの充電スポット情報を見て候補を複数用意しておきました。
結果としては、日産ディーラーの急速充電設備を2回とも利用しています。
旅は土日でしたが充電スポットが混みあって充電出来ない!
とかは無かったのは意外でした。急速充電自体はスムーズに出来たので、旅行に全く使えないという事は感じませんでした。
今となっては物足りない50kWの充電設備でも、全国の日産ディーラーに急速充電を設置してくれた事には感謝しかありません。
充電設備の更新や改修が採算面から難しいのは理解できますが、EVの先駆者として日産には事業として継続可能な形で、充電設備を維持して頂けると助かりますね。
以上、皆様の生活の一助となる事を願います。
当ブログでは、こうした検証を『独自の5項目』でスコア化しています。他の検証結果も順次データベース化していく予定ですので、お楽しみに。

