【データ公開】 電気自動車の真夏と真冬の電費差は?日産サクラの検証結果を公開!

生活情報

前回、真夏の小旅行に日産サクラを使って、電気自動車の電費とその旅行利用への可能性を探ってみました。

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結果としては、ガソリン車とは違い、遠出してもそんなに電費は伸びずイマイチな電費でした。これだと、真冬はもっと遠出に使えないのでは?と思いましたので、今回は真冬分の電費を追加で確認して、真夏と真冬の電費差を公開していきます。

で、今回は、時々ブログに書きますデータ公開シリーズです。
正直、電気自動車の真夏と真冬の電費差を見て、、どうするの?と言われると何も言葉が出ません。
とは言え、NissanConnectのアプリを通じて、電費データが提供されてしまっている以上、データを整理するしかありません。。。
仕事柄、データ処理は嫌いじゃない。。いや好きかもしれないですし、
もしかしたら、散布図を見るのが好きな人がいるかも知れないと思い、こっそり整理していたデータを公開します。

サクラは平日の通勤専用車なので、一日の走行距離/移動ルートも安定しており、体感的にも真夏と真冬が燃費悪いと感じていました。
実際にサクラは12/下旬の納車で真冬を経験し、8月も終了し真夏のデータも入手出来ましたので、この約8ヵ月間のデータ達を可視化して、一体何月位が一番電費が良いのかを確認していこうかと思います。

結論:真冬は真夏に対して、▲25%電費が悪化する!(6.4 ← 8.4 km/kWh)

運転条件などは後述しますが、結果は以下の通りでした。
 真夏の電費:8.6 km/kWh at 29.0℃ (8/6)*
 真冬の電費:6.4 km/kWh at 4.0℃ (2/9)*
 最高値:9.2 km/kWh at 20.9℃ (5/29)*

*気温表記と真夏と真冬はいつなのか?について
1)_気温の表記:1日の平均気温としています。
最高/最低/1日平均の気温と電費で相関係数を確認して、
相関係数が最も高かった1日の平均値を使用しています。。
* 気温が低い朝と、気温が下がり始めている晩で通勤に使うため、
最高でも最低でもなく、一日平均になったのではと思います。

2)_真夏と真冬がいつなのか?について
私は関東圏に住んでいるので、東京のデータをもとに設定しました。
過去10年分の気象データを気象庁からダウンロードしてきて、
1日の平均気温を10年分平均化したデータが以下です。
結果として、抽出された最高温度と、最低温度を真夏と真冬と定義しました。

  真夏:8/6 at 29.0℃
  真冬:2/9 at 4.2℃
  最良燃費:5/29 at 20.9℃ *秋にもあるがデータまだ無し

前提条件について

燃費計測条件は以下のような条件で、
安定した通勤時の12月~8月までのデータを使っています。
総距離にして、およそ9000km強のデータです。

車両:日産 サクラ
乗車人数:1人
ドライブモード:STANDARD_Bレンジ
e-Pedal:OFF
プロパイロット:高速道路上のみ使用
エアコン設定温度:以下でAuto設定
 夏場:24℃_AC-ON シートヒーター:OFF
 冬場:25℃_AC-OFF シートヒーター:強
走行距離:往復63km/日
 高速:100km巡行(全体の40%)
 一般道:流れのまま(全体の60%) *20時以降なので道は空いてる
道の高低差:ほぼ無
乗る前エアコン:暑い/寒い時期は25℃で常に使用 *行きは自宅電源利用
その他:社外オーディオ取り付けによる外部アンプを積載

まとめ

真夏に対して、真冬の電費が▲25%となる事が分かりました。
振り返って、前回の真夏の小旅行2日分の1日の平均気温の記録を調べると、
それぞれ、29.4 / 28.6℃でしたので、前述の真夏そのものでした。
そこから、冬に同じ旅行をすると改定すると、電費が▲25%ですので、、、
ざっくりもう1回、急速充電しても足りない。。と言う計算になります。

うーん、やはりサクラは、
日産が想定している通勤などに使う用途がベストですね。
小旅行は行けなくないですが、季節を選びそうなので、
今回の電費記録を参考に、旅行計画の参考にしてみて下さい。

以上、皆様の生活の一助となる事を願います。

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