電気自動車の理想の気温は?47都道府県で最も電費が良い県ランキングを考えました!

生活情報

前回、通勤に使っている我が家の電気自動車である日産サクラの真夏ー真冬の電費を紹介しました。

こちら

その中で、気温に対する電費の感度曲線が出てきましたので、今回はそのデータを活用して、最も効率よく電気自動車を運用出来る県はどこかを探してご紹介します。

前回引き続き、時々ブログに書きますデータ公開シリーズです。
今回は、外伝中の外伝の内容となります。
もうほぼ趣味のデータ整理を公開しているだけかもしれません。。。

先日、日産アプリの電費情報と気象庁の気象観測データの組み合わせで、
日産サクラの電費データに対する気温の感度データが出来ました。

そのデータを見ていて思ったのです。
真冬と真夏は電費が悪いのは分かりやすい。
なので、電費データは横軸を気温とすると凸形状のカーブを描きます。

↓こんな感じ

そうするとおのずと、最も燃費が良い気温が出てきます。
と言うことは、
この気温近傍の地域であれば、
電気自動車のメリットを最大限に生かせるので?と思いました。

と言う訳で、
本日は、この最大電費となる気温を確認したうえで、
最も電費良く電気自動車を運用出来る都道府県を確認し、
勝手にランキングにしてご紹介したいと思います!

結論:最高=那覇市(8.95 km), 最低=札幌市(7.15 km) */kWh

47都道府県の県庁所在地の気象データ使って整理しましたが、
低温側が多い札幌が最低の電費となりました。
これは予想通り。

一方で、最高側についてですが、
前回の結果から、最高電費時の平均気温は20.9℃となる事が分かっています。
ここで気象庁の気温データを見ると、
第二位の鹿児島でも年間の平均気温が19.2℃となっており、
燃費的に不利な低温側を使っている状態になっています。
ですので、
沖縄の23.7℃には遠く及ばず、沖縄が大差で勝利しています。

那覇と札幌の年間平均電費についての差は、
▲20%もあるので電気自動車を沖縄仕様の専用車とすれば、
バッテリーの容量を抑えた安い仕様で、
観光地向けのレンタカーの展開とかが出来るかもしれません。

残りの各都道府県のランキングは以下にありますので、
ご自身の近い地域を探して頂き参考にして下さい。

データ整理の条件について

燃費計測データは、
以前のブログに記載した前提条件の物と同じです。
こちらを使って、気温と電費の感度線を作成しています。

こちら

47都道府県の気温データについては、
気象庁が公開しているアメダスの記録データを使っています。
ここから、10年分の一日の平均気温データをダウンロードして、
365日の各日について、10年分の平均値としてデータを整理しています。

こちら

まとめ

日本国内でも住む地域で電気自動車の電費は20%も変動する事が分かりました。
そして簡単に言えば、日本では温暖な地域の方が電費は有利です。

今回は各県庁所在地のデータを整理していますが、
結果から推定するに、日本で一番電費が良い地域は、
鹿児島~那覇の間にある年平均気温が20.9℃になるであろう、
どこかの島となるはずです。
*実は探してみましたが、
各島全部にアメダスの気温データがあるわけではなく断念。。。

この地域の代表の方、
レンタカーに電気自動車を利用してみては如何でしょうか?
おそらく最も効率的にEVレンタカーを運用出来るはずです。

以上、皆様の生活の一助となる事を願います。。。

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